*キラキラのどろんこLife*

年の差三姉妹のお母ちゃん、睦です。 ちょっと若く見られるのは自慢ですが、しっかりアラフォーで体力の衰えが半端ないのは悩みの種。 先天性心疾患「左心低形成症候群(HLHS)」の三女、小5長女、小3次女(通称:姉ちゃんズ)がいます。 3年間続いた夫のギャンブルで家計も夫婦仲もガタガタ、現在5つのローンを背負って嵐の中を突き進めているのかどうか。 いろんなことをぶっちゃけながらも、自分らしく前進あるのみと心に誓っています。 迷走していることに気づいたら、お声掛けいただけると喜びますが、そっと見守ってくださる







スポンサーリンク



【夫婦】「産後クライシス」は誰にでも起こり得る、実体験をもとに女性の視点から。

こんにちは、睦です。

まず最初に、こちらを想像してみてください。

 

あなたは新米ママです。

待ちに待った待望の赤ちゃんが産まれて、数日が経ちました。

 

最初のうちは、泣けばオムツを替えて、母乳を飲ませて、それでよく寝てくれるので助かりました。

授乳期、特に出産直後のママは、寝なくても大丈夫なホルモンバランスになっています。かわいい我が子を前にやる気満々、細切れ睡眠で頑張ることができます。

 

それでも、それが2日3日と過ぎていくうちに、少しずつ疲れは溜まってきます。

慣れない生活は、気づかないストレスを生んでしまうんです。

 

夫は入院中ずっと休暇を取るわけにはいきません。出生届は出しましたし、健康保険などの手続きもありますから、1日出社することになりました。

今日は誰も面会には来てくれません。

 

夕方になって、赤ちゃんがグズグズとして泣きやまなくなりました。

オムツを替えても、授乳をしても、抱っこしても、何となく落ち着きません。初めてのことでどうしていいかわからず、赤ちゃんを抱いたまま、部屋中をウロウロと歩いていました。

 

そんな時、夫から電話がありました。

ちょっとした確認があったようです。話していると、腕の中にいる赤ちゃんが泣いてしまいました。

 

f:id:mutchyplus_xxx:20170316094224p:plain

夫はあなたに、どんな言葉を掛けてくれたでしょう。

 

皆さんは、どんな言葉をイメージしましたか?

 

ごめんね、起こしちゃった?

今日の様子はどう?

泣き声もかわいいね。

 

そしてもし逆の立場だったら、どんな言葉を掛けたいと思いましたか?

 

*目次*

 

スポンサーリンク

 

 

産後クライシスを知っていますか

 

産後クライシスとは

出産や育児により、良好な夫婦関係が築けなくなり、最悪の場合離婚にまで至ってしまう現象のこと。これまで「産後ブルー」「育児ノイローゼ」といった言葉で、おもに母親側の視点からとらえられていたものを、2012年9月5日に放映されたNHKの「あさイチ」で夫婦関係・社会現象としてとらえなおし、産後クライシスとの名称で位置づけた。

引用:コトバンクより

 

f:id:mutchyplus_xxx:20170316113818p:plain

産後2年以内に、夫婦仲が急速に冷え込む状況をいいます。

厚生労働省の「全国母子世帯等調査結果報告」よると、子供(末子)が0~2歳の間に離婚に至った割合は、3割を超えています。

 

 

産後クライシスの原因

それまでずっと仲の良かった夫婦が、「出産」というイベントをきっかけに、すれ違い溝を作り、最悪の場合は離婚へと至ってしまいます。その背景にはいろいろな原因があるようです。

 

ホルモンバランスの急激な変化

妊娠中に大量分泌されていた「エストロゲン」「プロゲステロン」が、産後一気に減少することでホルモンバランスが乱れます。

  • 身体面:抜け毛・白髪、皮膚の痒み
  • 精神面:イライラ、涙もろくなる  ・・・など

 

産後うつも「プロゲステロン」の減少からくるものです。

ホルモンバランスの乱れは、頭で理解することで多少コントロールできる場合もあります。けれど産後の場合は特に難しく、本当に些細なことでコントロール不能になり、振り回されてしまうんです。

 

産後の体調不良

  • 出産でのダメージ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 睡眠不足
  • 育児での身体的負担(腕、腰・背中などの痛み)  ・・・など

 

f:id:mutchyplus_xxx:20170316154759p:plain

産褥期は赤ちゃんのお世話以外のことは極力避け、できるだけゆっくりと体を休めるのが1番です。

しかし事情によっては、それがままならない場合もあります。

退院後からすぐに家事に復帰すると、育児の合間で行わなければならず、完全に不眠不休になってしまいます。それが原因で母乳の分泌が悪くなったり、悪露が長引いたりもします。

 

ライフスタイルの変化

赤ちゃん中心の生活になること

赤ちゃんのお世話に追われ、自分のことどころか、家事もままならない生活になります。

 

孤独感

1ヶ月児健診が終わる前の外出は、極力控えた方がいいと言われています。赤ちゃんに付きっきりの生活では、外出も思うようにはできません。社会から1人取り残されてしまったような、寂しさなどがあります。

 

家事・育児の負担

里帰り・実家が近い場合は通いなどで、親御さんのサポートを受けることができれば心強いでしょう。家事代行などのサービスを受けてもいいと思います。 

夫が育児休暇を取得できるとしたら、それは本当に素晴らしいことです。

 

しかし実際は、そううまくは回りません。

f:id:mutchyplus_xxx:20170316153914p:plain

表向きのサポートが整っていても、それで全ての不安や不満が解消されるわけでもありません。妻が求めていることに夫が応えられない、夫がやってあげたいと思うことを妻に受け取ってもらえない、そんな場合もあると思います。

男性と女性では「親としての実感」がわいてくる時期も違うでしょう。

 

それでもまだ、そのサポートが受けられるのならいいです。

受けられない場合に、妻がそれを1人で請け負ったと考えてください・・・心身共に負担が大きい中でこれを続けるとしたら、その負担はどれほどのものでしょうか?
 

夫の家事・育児不参加

それでも上記のように、積極的に参加する意思があれば、夫婦間のコミニュケーションで解消されることもあります。時間と共に慣れてくれば、少しずつ痒いところに手が届くようになるものです。

求める側の妻も、夫に完璧を強いることは諦めなければいけません。

 

けれど、そもそも参加の意思がない場合。

夫は家から一歩出てしまえば、今までと変わらない生活が待っています。夫には社会人としての立場がありますし、家族を養うためとわかっています。

f:id:mutchyplus_xxx:20170316160115p:plain

それでもそんな夫の姿に、妻は何を思うでしょうか。

妻から見たそれは「解放された時間」「自由な時間」です。心身ともに余裕のない状態で、そこから自分への理解を汲むことができますか?

 

細かなことを挙げれば、もっともっとあります。キリがありません。

そうでなくても、「子供を守る!」という母性本能が優位な状態ですから、夫に対して嫌悪感の出やすい時期でもあります。

こういうものが積み上がって、本当に小さなすれ違いが埋められないまま、特に妻から夫への愛情が極端に失われてしまうんです。

 

私が経験した産後クライシス

長女を出産したのは、もう10年以上も前のことになります。

当時は「産後クライシス」はもちろん、「イクメン」という言葉もありませんでした。男性の育児休暇がメディアに取り上げられることもなく、男性は外に出て働き、女性が家庭を守るというスタイルが今よりずっと強かったと思います。

 

夫の言葉

1番最初の質問に戻りますが、あれは長女が生後4日目に実際にあったことです。

 夫は言いました。

f:id:mutchyplus_xxx:20170316163154p:plain

「こっちは仕事してるんだから、ちょっと考えてくれない?」です。

 

私は一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。

ただ「ごめんなさい」と謝って電話を切りましたが、ショックを感じる間もなく、ポロポロと涙がこぼれてきます。

しばらくして、夫から謝罪のメールが入りましたが、私の心には届きません。

 

退院後の夫は最低限の協力はしてくれます。最初の2~3ヶ月は、少しだけ早く帰ってきて沐浴も手伝ってくれました。食器洗いなどの家事もしてくれました。

けれどその「最低限」が終わると、自室に閉じこもってオンラインゲームです。

f:id:mutchyplus_xxx:20170316170126p:plain

僕がいても何もできないから、何かあったら呼んで。

 

昼夜逆転の酷かった長女は、2時半~4時まで眠らず、布団に置くと起きてしまう子でした。何時間も抱っこし続け、やっと眠ったところでソファへ下します。私はソファの隙間か、床で毛布にくるまって仮眠を取りました。

何時に寝ようと朝7時には起きて、洗濯とお弁当作りをしました。

夫を送り出してからは、残りの家事を済ませて、それでも長女が眠っていたら、また少し仮眠を取ります。

こんな生活が続きました。

 

夫を拒絶する心

夫のこんな姿に、私の心は段々と閉じていきました。

「最初から誰かに頼るつもりで出産するなんて、親の自覚のない人間のすることだ」と、無駄に自分を鼓舞して、必死になってやっていました。

 

夫からはこうも言われていました。

子供は産んだ女性が育てるのが1番いいだろうから、それができない男は外で働いて家族を養えばいい。

 

確かにそれもそうです、私も当時は納得しました。

ただそれも都合のいい言い訳に聞こえてしまいます。この言葉、見方を変えれば「協力しない」と言っているようなものです。3人産まれた今でも、基本的にはこのスタンスです。

 

夫の言葉には心がありません。

私や子供達が不満を口にすると「そんなこと言ったってどうしようもないでしょ!」と、気持ちを汲むことをしません。面倒事には関わりたくないんでしょうね。

そしてしまいにはギャンブルへとのめり込んで、家のお金を使い込み、両親にも迷惑をかけているのが今です。

 

産後クライシスだと気づいたきっかけ

私の育児スタイルが大きく変わったのは、流産がきっかけでした。

あまりにも辛くて心が崩れてしまい、そこから立ち直る過程の中で目にしたのが「産後クライシス」という言葉です。流産から半年ほど経っていました。

わかった時、ホッとしたんです。同じように苦しんでいる女性が、世の中にはたくさんいるんだって。

 

そこからは、少しずつ立ち直っていくことができました。自分との向き合い方、そして子供達との向き合い方を、1つ1つ考え直しました。

私が変わっていくことは、夫との溝がますます深くなっていくことでした。
 

離婚を考え続けている

f:id:mutchyplus_xxx:20170316170611p:plain

2度目にギャンブルが発覚したあと、私には離婚の意思がありました。

夫は拒みましたし私も言いませんでしたが、三女が無事に産まれて、私も働けるようになったら準備を始めよう・・・出産前にはそう思っていたんです。

 

三女が産まれて、それが叶わないとわかった時にはショックでした。そして自分の浅はかさに、自己嫌悪でいっぱいになりました。

けれどそれから数ヶ月後、夫の3度目のギャンブルが発覚して、私はハッキリと離婚の意思表示をしています。義母から「三女の手術が終わるまで辛抱してほしい」と、引き止められている状態です。

 

あれから1年が経ちます。

この先どうなるのかは、ある意味夫次第ですが、見極めなければいけない時期がくるのだと思います。

 

1つの経験として

私は女性の立場で経験したこと、思うことを書きました。

男性の立場での意見もたくさんあると思っていますし、否定するつもりは全くありません。夫には夫なりに、私には理解できないストレスがあります。

 

子育ては1人ではできません。

面倒くさがらずに、小さなことでも伝え合うのは大切なことです。女性も1人で抱えてしまってはいけません。意地を張らずに助けを求めていいんです。

それを受けた男性も、面倒事だと思わずに受け止めて欲しいんです。

 

f:id:mutchyplus_xxx:20170316173102p:plain

離婚は「悪いこと」ではありません、1つの選択肢です。それでも、こんなふうに傷ついてしまう女性が減りますように・・・そう願わずにはいられません。

 

夫婦が手を携えて、子供のことを思いながら共に生活することができたら、幸せですよね。

©2016 *キラキラのどろんこLife*